Two of Us – Standing soloとは実は言わない

こんにちは。デイトリッパー英会話です。

前回に続いて、Two of Usより1フレーズご紹介です。

Two of US wearing raincoats,
standing solo in the sun

 
僕ら二人、レインコートを着て、
日差しの中で二人きりで立っている

実はこの”Standing solo”というのは、英語ではまず使わない表現です。
Solo=ソロというのは日本語でもお馴染みですが、英語でも同じように独唱を意味したり、ギターソロなど音楽用語として使われます。

 
では普通なら何というかというと、Standing alone
 

それをあえて、

Standing solo

と言ったのはなぜでしょう?

1. 「ALONE」だとリズムに乗らなかったのではないか

エドワードによると、Alone「əlóʊn」はストレスが2番目に来るのに対して、Soloは「sóʊloʊ」で最初に来ます。

Standing も音節は二つで、ストレスが最初に来るために、リズムに乗せるためには同じように1節目にストレスが来るSoloの方がしっくり来ます。

実はこの歌はすべて最初の音節にストレスが来るように作られています。

 
Two of us
sending postcards, writing letters

You and me
burning matches, lifting latches

Two of us
wearing raincoats, standing solo

You and me
chasing paper, getting nowhere
 

英語では音のリズムはとても大事なことなので、SOLOというALONE以外のワードを持ってきた可能性もありますね。

2. メンバーみんなソロ活動に夢中

この曲が作られたのは、メンバーそれぞれのソロ活動が活発になり解散間際と噂された時期でもあります。

Standing alone だと「二人きり」というように訳せますが、Standing solo だとそれぞれが孤立して別々の方向を見て立っている、という情景を思い浮かべることもできますね。

そうすると、やっぱりこの歌はジョンとポールのことだよな~なんて思ってしまうのです。

 
 
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